2007年11月12日

新命和尚の晋山式?

本日の奥飛騨は朝から驚くことに雪が降っています。
私も朝目覚めて自室の窓から外を覗いたら
宿周辺は一面の銀世界に様変わりしていました。

新命和尚の晋山式?

昨日(日曜日)は朝から宿の仕事を放り出して
菩提寺のお寺の「晋山式(しんざんしき)」のお手伝いに
出向いていました。

「晋山式」とはいわゆるお寺の住職の任命式と
言えばいいのでしょうか?

今回の場合は現住職の息子さんが本山より
新しく和尚として任命されるための式典で
本日は全国各地から和尚さんだけでも総勢45名の
参加があり新住職の一世一代の晴れ舞台なのです。

私の場合は当部落の前期の寺役だったので本来は無役で
ただ来客者の一人として参列するだけだと思っていたのですが
今期の寺役だけでは役職の人数が足らないと言うことになり
「鐘つき役」が廻ってきたのです。

新命和尚の晋山式?

前寺役だった時にも役員の中では最年少と言うことで、
お寺の様々な行事の時にはいつも鐘つき担当だったので
今回も私なら慣れているということで「白羽の矢」が
当たったようなのですが、このような盛大な儀式の場で
大勢の住職さんが居並ぶ前で鐘を突くのは初体験です。

まずは手始めに8時30分から「晋山式」が
あることを知らせるために併せて18回の鐘を突きます。

18回と言ってもただ闇雲に突くのではなく
打ち始めの3回は大きくゴーンと叩いた後
小さく2つコーンと打ち出しの合図をいたします。

その後大きな鐘を1分ごとに12回突いて
1分経った後に打ち納めに今度は逆に
コーン、コーンと小さく2回突いて
最後に大きくゴーンと突かなければならないのです。

総勢45名の名だたるお坊さん達の前で
鐘の突く数を間違うわけにもいかないので緊張致しましたが

幸い鐘突堂には真ん中を半分に仕切った皿が1枚と
黒大豆が数十個詰まったビンがしっかり置いてあり
私も数に間違いの無いように皿半分に14個の豆を置き
1回突くことに残り半分の方に移動して
しっかり間違えないようにいたしました。

もしかしたらあまりにも緊張しすぎて
1個くらいは豆の移動を忘れたような気がする
(1回余分に叩いた?)のですが誰からもクレームを
貰わなかったので、きっと数が合っていたのでしょう。
(おそらく誰も鐘の数が何回叩いたなんて数えるような
暇な人はいないと思うのですが………。)

次の出番は9時30分からでした。
こちらは今回任命を受ける新住職が仮の生家から
お寺まで移動する際に総勢150名程度の大名行列のような
行列を組んでおよそ500㍍の間を披露のために
練り歩く予定でしたが残念ながらこの日は雨のため
行列は中止となってしまいました。

それでも七福神や数名の稚児を引き連れての
小さな行列を組んで寺までお越しになられるようなので
この行列がお寺に到着して三門を通過するまで
およそ40分くらい1分間隔で鐘をただひたすら突いていました。

新命和尚の晋山式? 新命和尚の晋山式?

他の役員達の仕事はこれから始まるのですが
私の当番は早々と10時15分にて終了致しました。
後は他の役員の補助として一生懸命仕事をするふりをしながら
時間をつぶし昼食に出されたお祝いの膳を平らげて
さっさと自宅に逃げ帰ってきました。

新命和尚の晋山式?

今回の写真は最初は今朝一番にカメラで写したの前の様子と
一生懸命仕事をするふりをしながら携帯のカメラで
写した「晋山式」のヒトコマです。

追伸
明日は早起き(5時30分起き)して名古屋へ
某旅行サイトで開かれるセミナーに出席の予定です。
本当は名古屋まで自宅から車で往復の予定でしたが
今回の雪で急遽予定を変更して高山駅からJRを使って
久々に列車の旅を楽しむことといたしました。

追伸のおまけ
今回調べて初めて解ったのですが
JRでは岐阜DCキャンペーンにちなんで
とてもお得な割引切符を発売していました。
私の場合は通常の往復料金(12.000円)で
なんと名古屋の高島屋等で使える5.000円分の
商品券がおまけに付いてくるそうですよ。
詳しくはこちら下記アドレスに載っています。


名古屋方面からお越しのお客さまにもお知らせです。
名古屋からJR高山駅までの往復料金(11.800円)で
高山駅から奥飛騨温泉郷内の定期バスの乗り放題(4.000円相当)が
おまけに付いたとても太っ腹なフリー切符も発売中です。

スポンサーリンク
同じカテゴリー(亭主のあーだ、こーだ。)の記事画像
冬のやわいが完成しました。
リタイア記念京都旅行その2
飛騨山椒料理コンテスト
虹と雪
1週間で2キロ
幻のシュークリームと鼻毛カッター
同じカテゴリー(亭主のあーだ、こーだ。)の記事
 冬のやわいが完成しました。 (2011-12-14 21:23)
 リタイア記念京都旅行その2 (2011-12-08 20:16)
 飛騨山椒料理コンテスト (2011-11-27 21:40)
 虹と雪 (2011-11-24 21:50)
 1週間で2キロ (2011-11-20 21:27)
 幻のシュークリームと鼻毛カッター (2011-11-17 21:39)
Posted by 奥飛騨吟遊詩人 at 21:15│Comments(0)亭主のあーだ、こーだ。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。