2007年11月06日

消費期限ってどういう事?

本日の奥飛騨は曇りのち雨……。
標高の低い場所ではこれから紅葉が見頃なのですが
標高の高い奥飛騨では一雨毎に木々の葉が落ちて
季節は一足早い初冬を迎えるようとしています。

さて、前回は食品偽装について書いたのですが
今回は「消費期限」について触れたいと思います。

そもそも「消費期限」とは誰がどのように決めるのでしょうか?
例の「赤福餅」の時に報道では「食品衛生法」と言う
聞き慣れない言葉を耳にしたのでひょっとしたらと思い
「消費期限」、「食品衛生法」と2つの言葉を列記して調べたら
何やら訳の分からない説明文が出てきました。

ちなみに「消費期限」とは『定められた方法により保存した場合において、
腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる
おそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。』と載っていました。

うーん、何の事やら全く理解できません。
そこで頼みの綱の「ウィキペディア」で調べたら
『これは特に生鮮食品や細菌の働きによって変質しやすい生の加工食品
(例としてはコンビニエンスストアの弁当や惣菜など)に対して使用される。
これは、期限を過ぎると、風味以前に食品としての安全性が確保できない事から、
消費に適するか適さないかという意味での区切りである。
この差は製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が
認められる食料品については、この消費期限で表現される。』
となっていました。
確かに赤福餅は製造日を改ざんして「消費期限」を延ばしたり
売れ残りの再出荷や他製品への作り替えなど
決して許されるべき行為ではないことを行っていたのだが
「赤福餅を食べて食中毒を起こした人間は一人もいない。」と
言うのもこれまた紛れもない事実なのです。

決して私は「赤福本家」の肩を持つのではないのですが
先日あるテレビを見ていたら牛肉の消費期限に関して
面白い内容が放送されました。

枝(前足や後ろ足など骨の着いた状態)でプロが上手に
保存していれば「約1ヶ月十分大丈夫」と言っていました。
そもそも肉の消費期限と言うのはスーパーなどでは
精肉の段階でパック詰めした瞬間から消費期限が
発生するとかしないとか……。

と言う事と街の小さなお肉屋さんなどでは
冷蔵ショーケースに並んでいる精肉を購入して
お金を支払って包装して貰った瞬間から
消費期限が発生するのでしょうか?

つまり全く同じ牛からとった精肉でも
スーパーと街のお肉屋サンでは消費期限は
異なるという事態が起こってくるのです。
うーん、こう考えると消費期限のいい加減さに驚いてしまいます。

最近ではどんな田舎に行っても必ず見つかるコンビニですが
このコンビニで売っている弁当などは消費期限が切れると
ほとんどのお店ではそのまま廃棄処分されてしまうらしいのですが
日本全国のコンビニ全てで廃棄される弁当類は
いったいどのような量になるのか想像も付きません。

日本独特の言葉として「もったいない」という
日本の美学をうまく表した言葉があるのですが
今現在でも食糧難にあえいでいる貧困な国の人達に
いったい日本人はどんな顔向けをしたらいいのでしょうか?

追伸
「消費期限」とは前述したように肉や魚などの生鮮食品や
弁当などの加工食品に付けられる表示のことで
これによく似た言葉に「賞味期限」と言うのがあります。

この賞味期限の場合は『期限を過ぎても直ちに
「食べられなくなる」ということではありません。
およその目安として下さい。』とある市役所のHPには
しっかりと記述が載っていましたよ。

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Posted by 奥飛騨吟遊詩人 at 22:54│Comments(0)亭主のあーだ、こーだ。
 
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