弱り目に祟り目
本日の奥飛騨は晴れのち曇り……。
現在は知らない間に雪が降り始めていて
辺り一帯が白一色の世界に逆戻りです。
先の先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の
記者会見にろれつの回らない状態で臨んだことに
関連して中川財務大臣兼金融担当大臣が辞任を表明致しました。
タダでさえ景気が底冷えしているこの時期の
財政を担当する中川大臣の失態には本当に
呆れ果ててしまいました。
その後の麻生首相の対応の二転三転ぶりにも
もはや麻生政権もお終いかなと思っていたら
とうとう、小泉元首相が「定額給付金の財源を確保する
2008年度第2次補正予算関連法案を衆院で再議決する
場合になったら本会議に欠席する」と表明した。
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ただでさえ麻生政権の支持率が10%を切り
さらには盟友の中川元財務大臣兼金融担当大臣の
引責辞任でにっちもさっちもいかなくなっている時に
小泉元首相の爆弾発言。
今回の中川元大臣の突然の辞任問題の裏側には
公明党側の強い要望があって急遽早まったらしいのですが
「定額給付金」は実は公明党が自民党にごり押しして
与党として共闘する場合の絶対条件として突きつけた
法案なのですが………。
もし麻生首相が自分の発言を撤回してまで
守ろうとした「定額給付金」問題が再議決の場で否決されれば
自民党と公明党の蜜月が破算になる可能性もあり
小泉元首相に続いて郵政民営化問題でに国会議員に
当選した小泉チルドレン達がどのような行動をするのか?
これからの政局からは目が離せなくなりました。
追伸
私としては本当は与党と野党が一緒に手を取り合って
昨年末から著しく落ち込んだ日本の経済対策に
全力を注いで欲しいと願っているのですが……。
やはり日本の景気回復はアメリカの新大統領に
オバマ氏に「おんぶにだっこ」で、
お任せしなければならないのでしょうか?。